第十番札所 清水寺 善光寺堂 |
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第六話の青龍寺を出た後は、いよいよ清水寺へ。
いにしへより、
「京へ上るなら、まず清水さんへ」
と呼ばれ、観音霊場として厚い信仰を集めてきた清水さん。
なんと、洛陽三十三所のうち5つの霊場がこの境内にあるのです。
それだけ名高い霊場だったんでしょうね。
参道は、今日も修学旅行生や観光客でいっぱい。
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私も中学校の修学旅行でここに来たことを思い出します。
好きな人と同じ班になれて、それはもう、ドキドキしながらの班行動…。
当時の淡い恋心を思い出し、あぁ、くすぐったくなってくる〜。
しかしあれから15年経った今では、
骨董屋さんや人形店が目に止まります(…年とったなあ)
そのひとつに入ってみました。
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「丸山人形」の店主、丸山郁夫さん。
御所人形職人の丸山さんは、
その技法を使ってたくさんのお多福人形を作ってらっしゃいます。
「人形作りでは、眼を描くのが一番難しい」。
そう言いながら、御所人形やお多福人形について
あれこれ教えてくださいました。
店主のお人柄も雰囲気も、明るいお店。
お多福さんが、福を呼んでいるのかもしれませんね。
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お礼を言ってお店を離れたあと、
清水寺最初の札所、
仁王門のそばにある善光寺堂に到着しました。 |
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お堂の中を拝見できるよう、扉の一部が開いています。
中には鎌倉末期の如意輪観音菩薩がいらっしゃいました。
きれいなお顔…。
しんと静まりかえったお堂は、
「ハイ、チーズ!」と記念撮影でにぎわう仁王門周辺とは別世界。
観音さまからあふれ出る穏やかな空気が、
外にいる私にまで伝わってくるようです。
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↑にぎやかな仁王門 |
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第十三番札所 清水寺 朝倉堂 |
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仁王門を抜けて清水寺の本堂へ。
その手前に建っているのが、十三番札所、朝倉堂でした。
しかし、ただいま修復作業中で、
お堂がすっぽり覆われていました…。
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ここから手を合わせて、参拝。
工事は3、4年(2014年頃まで)かかるそうです。
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第十二番札所 清水寺 本堂 |
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清水さんといえば、やっぱり本堂の舞台でしょ。
ということで、舞台からの眺めです↓ |
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向かいの山中に、
第十四番札所の泰産寺、通称「子安の塔」が見えます。
でも、ここも2012年まで修復中なんですよね…。
あとで一応、近くまで行ってみよう。
さて、清水の舞台はもともと、
本堂のご本尊、十一面千手千眼観世音菩薩に
舞楽を奉納してきたところ。
今はいつも観光客でいっぱいですが、
特別な行事のときは、芸能などが奉納されるそうです。
修学旅行でここに来たときは、
舞台からの眺めを楽しむだけで、
本堂を拝んだ記憶がない(すみません…)のですが、
今回はしっかり拝んできました。
昔の人たちは、私たちよりもっと苦労して、
この舞台までたどりつき、手を合わせたのでしょう。
ここで拝めることは、とてもありがたいことなのですね。
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第十一番札所 清水寺 奥の院 |
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本堂横にある納経所を通り越して、
先に、隣にある奥の院へ向かいました。
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はるか1200年あまり前、
延鎮(えんちん)上人は、
夢のお告げにしたがってこの地を訪れます。
すると、音羽の滝で修行中の行叡居士(ぎょうえいこじ)に出会い、
居士の草庵を譲り受けて修行に励みます。
それが清水寺の始まりで、
奥の院は、その修行地跡とされています。
ここからは本堂の舞台がよく見えます。
やっぱりきれいだなー。緑と空の青がまぶしい。
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奥の院に並ぶ仏像群は、鎌倉初期の大仏師、
運慶・快慶ら慶派の優作ばかりだそう。
本尊は三面千手千眼観音菩薩。
お厨子のなかにまつられています。
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第十四番札所 清水寺 泰産寺 |
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さきほど本堂の舞台から見えた泰産寺。
そばまで行ってみました。
現在は覆われていてわかりませんが、
高さ15メートルの三重塔だそう。
中にまつられるご本尊は十一面千手千眼観音菩薩で、
体内に6センチ弱の小さな観音さまを宿しているといいます。
ゆえに塔は「子安の塔」と呼ばれ、
安産のご利益で知られてきたそうです。
参道の三年坂は、この安産信仰にちなんだ
「産寧坂」からきたとも言われています。
ここから眺める舞台も、ステキですね。
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清水寺 納経所 |
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さて、山内の5つの札所をすべて参拝してから、
本堂横の納経所まで戻りました。
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係の男性、御朱印帳を受け取ったそのあとがスゴい。
5つの札所のページをそれぞれ一瞬で開き、
大変素早いスピードで、
各ページに札所番号の印を押していきます。
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しかも、手元をまったく見ずに、
該当する印を間違えることなく手にして、
ポン、ポン、と押していくのです。
… か、神業… !
呆然としてしまいました。
これまでにいったい何人の御朱印を書いていらっしゃるのでしょう。
…さあ、帰ろう。
御朱印を受け取って一歩踏み出したとき。
ひとりの巡礼者に出会いました。 |
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